金 允洙監督『或る夜の電車』

6/6(月)~6/10(金) 13:00/15:00/17:00/19:00/
6/6(月)には金允洙(キム・ユンス)監督が来場!
彼が手がけたジャパニーズヒップホップMVを爆音で上映&ライブ&トークイベントを開催!!

月曜〜木曜21:00の回、土曜の上映時間に関しては問い合わせください。
※予告なく変更になる場合がございますがご了承下さい。
2000円ワンドリンク

「目に見えない連帯感を強く感じました。人が抱えている闇と孤独と愛が大晦日の渋谷の夜に混在してます。金監督 ありがとうございます。」   般若(昭和レコード)

【Story】
2013年、大晦日、渋谷。
終わることなく電車が走る夜。
最後の仕事を終えたホテヘル嬢とその運転手は、あてどもなく渋谷の街を歩く。
駆け出しの芸人は可哀想な恋人を置いて、先輩の呑み会に行ってしまう。
風俗帰りの青年は、仕事終わりのおじさんと偶然出会う。
狂騒の街を舞台に描く、寄る辺ない6人の小さな群像劇。

【About】
2013年の年の瀬から、大晦日にかけて本作は撮影されました。
この年の大晦日は、初めて警察官による交通規制が実施され、例年に無い混沌が渋谷の街を包みました。
その中で街が新しい年を迎える瞬間をカメラはとらえています。
ドキュメンタリーとフィクション、2013年と2014年、日常と非日常、
あらゆる境界線を超えて、映画は完成しました。
本作で監督の金允洙は『第55回日本映画監督協会新人賞』にノミネートされました。

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【Director】
金允洙(キム・ユンス)

kantoku

1986年2月20日東京生まれ。
明治学院大学卒業
東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻 監督領域修了。
映画『ベスタの浴室』(2011年)、『透明人間』(2012年)、『バイバイ、マラーノ』(2013年)
その他にも般若、ZORN、HAIIRO DE ROSSI、DINARY DELTA FORCEなどのジャパニーズヒップホップのMVを多数手掛ける。
第55回日本映画監督協会新人賞ノミネート。
UR5ULA FILM POSSE代表。

宮本 行 加藤 理恵 巻島 みのり 武井 哲郎 原田 浩二 榎並 伸哉
齋藤 隆文 木村 知貴 青松 健輔 今村 左悶
ゆかわ たかし 柿木 理紗 COLLIU 谷上 香子

監督/脚本:金 允洙 助監督:榎並 伸哉  鈴木 麻衣子 撮影 :山本 大輔
Bユニット撮影:長瀬 拓 Cユニット撮影:清水 絵里加 録音:堀 修生 整音:西垣 太郎  編集:金 允洙
音楽:久徳 亮 制作助手:谷上 香子 題字/宣伝美術:山本 アマネ  翻訳:高野 ちひろ
制作:UR5ULA FILM POSSE 日本|2014|1.85:1|57min
公式サイト: http://site682531-3014-1214.strikingly.com

「HIP HOPと映画と言えば、サウダージやコックピットなどありますね。般若、ZORN、HAIIRO DE ROSSI、DINARY DELTA FORCEなど、ジャパニーズヒップホップのMVを数多く手がける金允洙監督もまたHIP HOP界隈ということでって乱暴に言っちゃうこともできそうですが、僕が言いたいのは、サウダージ以降で日本映画がどれくらい変わったかということです。僕は別に誰々のフォロアーであることを恥とは思えません。むしろ、それを示してみるくらいの方がいいんじゃないかと思います。この映画は、別に示していませんし、フォロアーでもありませんが、何か匂うんです。けど、連帯感とか、なんか繋がりがあれば、そのことを指摘してみるというのもプログラマーとしての仕事かなとも思います。僕らは常々、「以降」の存在です。僕もまたサウダージ以降で地方で映画を撮る人間です。この映画では「渋谷」という固有名が僕にはすごく田舎くさいものに見えました。渋谷ってすげえローカルなのかも。大都市 も地方都市も同じ線路で繋がってる。そこに電車が通るという、そんな線の引き方をするこで現代ってものを強く描いているんじゃないか。そう気付いた時、勝手に、この監督は僕の仲間だと思ったんです。」
プログラマー鈴木洋平