坂下雄一郎監督『神奈川芸術大学映像学科研究室』

6/13(月)~6/17(金)13:00/15:00/17:00/19:00
6/20(月)~6/24(金)13:00/15:00/17:00/19:00
月曜〜木曜21:00の回、土曜・日曜の上映回に関しましては、問い合わせください。

※予告なく変更になる場合がございますがご了承下さい。
2000円ワンドリンク

組織の理不尽をシニカルに描いた、オフビート・ブラック・コメディ!!

【Story】
神奈川芸術大学映像学科で助手として働く奥田(飯田芳)は、仕事に愛着があるわけでもなく日々漫然と過ごしている。彼は保身に忙しい教授陣とわがままな学生たちの間に立たされ、常にジレンマと戦っていた。ある晩、奥田は学生が大学の機材を盗もうとする現場に鉢合わせするが、事実を隠そうとする学校側に虚偽の報告書の作成を命じられ……。

【About】
『ニュータウンの青春』などで脚光を浴びる飯田芳を主演に迎え、新鋭の坂下雄一郎が監­督と脚本を務めたコメディー。架空の大学を舞台に、普通の社会人として生きる主人公が­遭遇する不条理な日常を活写する。『ウチのはらのうち』などの笠原千尋や、『桐島、部­活やめるってよ』などの前野朋哉らが共演。新人監督の人物描写の手腕はもとより、体制­の理不尽を笑い飛ばす心意気に感無量。

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【Cast】
飯田 芳    奥田 明(27) 映像学科非常勤助手
1987年8月27日東京都出身。 06年多摩美術大学映像演劇学科入学。学内制作の映像作品に出演したことがきっかけとなり、役者を始める。 主な映画出演作品は『青春墓場〜明日と一緒に歩くのだ〜』(奥田庸介監督:09)、主演作『ニュータウンの青春』(森岡龍監督:11)、『東京プレイボーイクラブ』(奥田庸介監督:12)、『故郷の詩』(嶺豪一監督:12)、『Miss ZOMBIE』(SABU監督:12)、主演作『丸』(鈴木洋平監督:13)、『そして泥船はゆく』(渡辺紘文監督:13)など。TVドラマ出演作には「償い」(12:NHK)、「くろねこルーシー」(12:TVK)などがある。

笠原 千尋 安藤 千春(22) 映像学科非常勤助手
1990年9月26日山形県出身。主演デビュー作『彩〜aja〜』(ふるいちやすし監督:12)で2012年モナコ国際映画祭最優秀新人賞を受賞。『先生を流産させる会』で注目の内藤瑛亮監督作『お兄ちゃんに近づくな、ブスども!』(12)やアミール・ナデリ監督プロデュース作『YOKOHAMA DREAM』(13)でヒロインを鮮烈に演じる。また、つかこうへい脚本の舞台「サムライナンバーナイン 飛龍伝〜革命という名の愛のために〜」主演など、さまざまなジャンルでも活躍、表現の幅を拡げている。最新作は『二人の女勝負師』(池田眞也監督:14)、『ぎゅってする』(制野美沙監督: Movies-High 2014)。

前野 朋哉    斉藤 健二(27) 映像学科非常勤助手
1986年1月14日岡山県出身。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業。『剥き出しにっぽん』(石井裕也監督:05)でスタッフ兼俳優としてデビュー。主演・監督を務めた『脚の生えたおたまじゃくし』(09)ではゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010審査員特別賞、シネガー賞をW受賞。主な映画出演作に『スマグラー』(石井克人監督:11)、『桐島、部活やめるってよ』(吉田大八監督:12)、『潔く柔く』(新城毅彦監督:13)ほか多数。TVドラマ出演作には「空飛ぶ広報室」(13:TBS)、「八重の桜」(13:NHK)など。最新出演作として『銀の匙』(吉田恵輔監督:14)『大人ドロップ』(飯塚健監督:14)などが控えている。

【Director】
坂下雄一郎
sakashita.yuichiro
1986年生まれ、広島県出身。大阪芸術大学映像学科を卒業後、同大学の助手となる。2年間助手として勤めたのち、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻に第7期生として入学。在学中から助監督として現場経験を積みつつ、短編『ビートルズ』(2011年)で第22回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012でファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門北海道知事賞を受賞。大学院修了制作作品『神奈川芸術大学映像学科研究室』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013長編部門で審査員特別賞を受賞し、同映画祭の劇場公開支援プロジェクト「SKIPシティ Dシネマプロジェクト」第4弾作品に選出され一般公開が決定する。2013年3月東京藝術大学大学院修了。ほかの作品にオムニバス『らくごえいが』の1編「猿後家はつらいよ」(2013年)など。

監督・脚本:坂下雄一郎/製作:佐々木裕/撮影:松井宏樹/編集:田中直毅/音楽:今村左悶/出演:飯田芳、笠原千尋、前野朋哉、宮川不二夫、高須和彦、中村有、嶺豪一 2013年/日本 /カラー/70分 ©東京藝術大学大学院映像研究科
公式サイト→http://kanagei.com/

「なぜこんなに成熟してるんですかね。この佇まいは何なんでしょう。しっかりエンターテイメントしつつ、社会派の雰囲気もあるんですよ。中間管理職の辛さっていう、どの職業にも共通するような痒いところに手が届く感じで、ああ、こういう事ってあるよねって感じで、しかもそれを面白おかしく描くって『○○シリーズ』とか、そんな往年のシリーズものの感じもします。インディー映画が、何か小難しくてとっつきにくいって思ってる人、オススメです。小難しいの作ってる監督もこういう映画作りたいなあって思ってるんですよ心の中では。けど難しいからできないんです。小難しいのは案外簡単だったりするんですよ。この映画は、そういう意味ですごくテクニカルで作るのが難しい映画です 。さらっとしてるんです。嫌味がない。本当に感服。」
プログラマー鈴木洋平